平成11年10月1日より当地に開院させていただき、地域の皆様の医療を守ることを第一に診療に従事させていただいております。当院は現在、地域包括ケア病棟50床と回復期リハビリテーション病棟50床の入院病床と外来診療（内科：循環器内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・糖尿病内科、放射線科、リハビリテーション科、歯科、整形外科、泌尿器科）、訪問診療、訪問リハビリテーション、他に介護保険事業の通所リハビリテーションをおこなっております。また、隣接の建物として、特別養護老人ホームとサービス付き高齢者住宅を持つ高良台シニアビレッジ、および老人保健施設高良台を有しており、医療と介護の一体型サービスを実現するために、よりよい連携を実現するべく、努力しております。
わが国は高齢化社会に突入し、75歳以上の高齢者数が病院のベッド数をうわまわる事態となっています。高齢者は一般的に長い入院期間となることが多いため、高齢者の増加は入院ベッド数の不足を危惧させます。入院ベッド数の不足は、入院加療が必要な人が入院できない事態をうみだします。このような事態とならないよう国は、時々入院、ほぼ在宅の医療形態が確立できるよう、地域包括ケアシステムの充実や特定行為看護師の育成に力をいれているところです。
当院も高齢化社会における医療の在り方を日々考えており、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリといった訪問医療に答えをみいだし、活動をおこなっております。
また、近隣のみなさまの相談窓口として、久英会リハケアセンターを設置し医療・介護全般の相談をうけたまわっております。お気軽に相談にきていただければ幸いです。
　今後とも病院スタッフ一同、地域の皆様の良き相談相手になれますよう、日々努力していく所存でございます。

高良台リハビリテーション病院　院長　永田　剛