当法人のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
今年も花咲く季節を迎えようとしています。
令和7年、3月大船渡の山林火災に見舞われ、皆様のご心労はいかばかりかとお見舞い申し上げます。
自然災害、感染症の流行などの予測不能な困難な状況にあっても施設ができるだけ早く対応することの大切さを感じBCP(事業継続計画)の策定に取り組んでおります。
令和4年春、「久英会シニアビレッジ」は新施設の拠点名としてリボーン(生まれ変わる)いたしました。
昭和47年に特別養護老人ホーム(特養)として広川町に設立されました。今では当施設から車で5分程度に出来た九州自動車道広川インターのおかげで、福岡市を始め九州各地へのアクセスも良くなりました。建物を移転改築し、名称を「若久シニアビレッジ」と改称いたしました。そして現存する事業所運営はすべて継続し、更にサービス付き高齢者住宅である「若久シニアマンション」を新しく開設いたしました。福岡都心への観劇、大分、熊本をはじめ近くの温泉を楽しめるそんなシニアライフを過ごしやすい場所だと思います。
今までの特養の負のイメージを払拭し、高齢者の新しい住まいの形、即ち元気な方から介護が必要な方まですべての利用者が、人生の最後までその人らしく生活していただけるような住まい(ビレッジ)を考えております。
そのために必要な一助が医療です。当施設内に平成23年に開設しました久英会クリニックのお陰で、施設に入所したままで大抵の疾患は治療が可能になりました。これは他の施設にない環境であり、安心して施設利用が継続でき、まさに当施設の理念であります。「私たちは人生の最後までその人らしく、それを私たちは支えたい」が実現できる条件が整ったと言えると思います。
多様化する時代の中で、医療・介護・福祉の一体的提供をすることで、当ビレッジで利用者と共に安心・喜び・楽しみを私たちは分かち合いたいと考えております。
久英会シニアビレッジ 施設長
中尾 千穂子